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育てにくい赤ちゃんは発達障害?発達障害の赤ちゃんの特徴と検査を受けるタイミングを解説

普通より手のかかる赤ちゃんを育てていると、「この子は育てにくい赤ちゃんだな…」と感じてしまうこともありますよね。

赤ちゃんの事が大好きで大切な気持ちは変わらないものの、検診などで他の赤ちゃんを見るたび、「やっぱりうちの子だけ特別に手がかかっているみたい…」と、落ち込むこともあるかも知れません。

子育てについて、ドラマや映画のように楽しい事ばかりでは無いことはわかっているけれど、「それでもやっぱり育てにくすぎるのでは…」と、赤ちゃんに対して不安になるお父さんお母さんはたくさんいます。

赤ちゃんが育てにくい、想像以上に育児が大変すぎる…。

そんな風に感じた時に「もしかして、うちの赤ちゃんは発達障害なのかも」と気になってしまう事も。

こちらの記事では、発達障害の子供を育てる私が、「赤ちゃんが育てにくい、もしかして発達障害?」と感じた時に親がやるべきことや、発達障害の赤ちゃんの特徴をまとめました。

発達障害を疑った場合の受診の目安も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

うちの赤ちゃんは育てにくい…!

「育児は簡単、赤ちゃんはみんな育てやすいもの」そんな風に思っている親なんて、ほとんどいないのではないでしょうか。

どの親御さんでも、多かれ少なかれ育児の悩みを持っていますし、初めての赤ちゃん育児では「子育てってこんなに大変だったんだ…」と実感するものです。

しかし、その中でも特に「うちの子は育てにくい赤ちゃんだ」と感じるのは、親御さんの中で「いくらなんでも大変すぎる」と思うほどの育児の負担があるからなのです。

まずは、親御さんが「育てにくい!」と感じるような、赤ちゃんの特徴を紹介します。

育てにくい赤ちゃんの特徴

  • 連日の夜泣きが長時間続く
  • ぐっすり眠らない、すぐ目を覚ます
  • 四六時中すぐに泣く、泣き止まない
  • すぐに機嫌が悪くなる、不機嫌な時間が多い
  • 些細なことで癇癪を起こしやすい
  • 人見知りが極端にひどい
  • はじめての場所に行くと手がつけられないほど泣きわめく
  • 機嫌の良い時間より泣いている時間の方が長い

上記のような特徴は、どんな赤ちゃんでも多かれ少なかれ当てはまる部分はあるものです。

しかし、通常であれば短期間で収まったり、成長とともに改善されるもの。それが、いつまでも続いたり酷くなってしまう時には、「どうしてうちの子だけ手がかかるんだろう…」と、パパやママが悩んでしまうこともあるでしょう。

ただでさえ大変な赤ちゃん育児の中で、普通よりも育てにくい赤ちゃんに翻弄される日々が長期間続けば疲労やストレスはどんどん蓄積されるのです。

周囲に相談をしても「赤ちゃんなんて手がかかって当たり前!みんな苦労して育てているのに弱音を吐くなんておかしい!」と言われてしまうこともあり、苦しさを胸の奥にしまい込んでしまうお母さんも少なくありません。

育てにくい赤ちゃんは発達障害なの?

泣き止まない赤ちゃんは発達障害?赤ちゃんが育てにくくて大変な思いをしている親御さんは、「もしかして、うちの子は発達障害かも知れない」と心配になることも多いようです。

確かに育てにくい赤ちゃんの特徴は発達障害の特性に当てはまる部分も多いため、「こんなに子育てが大変なのは発達障害が原因だから?」と思うのは理解出来ます。

ただ、発達障害の特性の表れ方というのは本当に個人差があります。育てにくいから発達障害と簡単に区別できるものではないのです。

発達障害の赤ちゃんとひとことで言っても、何もかも敏感で常に泣きわめいてお母さんの膝の上から降りられない子もいれば、全く人見知りせずいつも1人遊びに夢中になって全く手のかからない子もいます。

むしろ「発達障害の赤ちゃんは育てやすかった」と感じているお父さんお母さんもいるくらいです。

「育てにくい赤ちゃんが発達障害である」とは言えない面が大きいです。

ですから、自分の赤ちゃんが発達障害なのかどうか…と悩んだ時は、このあと紹介する『発達障害の赤ちゃんの特徴』に当てはめてみて、該当するかどうかを確かめてみた方が良いのです。

発達障害の赤ちゃんに共通する特徴

先ほど書いたように、発達障害の子供でも特性はバラバラで、赤ちゃんの様子だけで「発達障害かな」と判断する事はできません。

ただ、個人差はあるものの、発達障害の赤ちゃんに共通する特徴があるので、下記にまとめました。

  1. 人から身体を触られるのが苦手
  2. 抱っこの時に身体を密着させることを嫌う
  3. 人と目線を合わすのを嫌がる
  4. 喜怒哀楽の時の表情が乏しい
  5. 身体を動かして遊ぶよりも何かをじーっと見つめていることが多い
  6. 食べ物にあまり興味を持たない
  7. 空腹が平気
  8. 夜にあまり眠らないが昼間も眠そうにしない

育てにくい赤ちゃんの中でも、このような特徴がある場合は、もしかしたら発達障害の可能性もあるかも知れませんが、いずれにしても専門機関の診断が必要です。

赤ちゃんの行動だけで「発達障害だ」と勝手に思い込まず、その子に合う子育て方法を考えてあげるようにしましょう。

赤ちゃんでも発達障害の検査は出来る?

「うちの赤ちゃんは育てにくいから発達障害かも知れない、いますぐ検査をしてはっきりさせたい」

時にはそんな風に思う事もあるかも知れません。でも、発達障害はある程度大きくなってからしか判定ができません。

たとえ専門医でも、少なくとも3歳を過ぎていないと正確に発達障害かどうかを見極める事は難しいです。

また、幼い頃に発達障害だと判定ができる子供というのは、かなり傍目に見ても特性が強く表れているケースのみになります。

ですから、お父さんお母さんが子育てに手こずり、「もしかして発達障害かも」と感じていても、きちんとした検査を受けられるまでははっきりとした答えは得られないと思っていた方が良いでしょう。

赤ちゃんが育てにくい時は相談窓口を利用しよう

赤ちゃんが育てにくいと感じて苦しんでいるお母さんだと、我が子に何か生まれつきの障害があるのでは?今からでも親として出来る事はない?などと、心配が大きくなってしまう事もありますよね。

そういう時には自治体の相談窓口で心配に思っている事を聞いてもらって下さい。

私の経験上、相談したからすぐに解決するということではありませんが、1人で悩んでいるより、誰かに相談する事で気持ちがラクになります。

自治体の育児相談窓口の住所や電話番号は、母子手帳に記載されていたり、市役所などでパンフレットが配布されています。

すぐには分からない時は、市区町の名称に「子育て相談窓口」というキーワードをつけて検索してみてください。

発達障害の疑いを心配している時には、自宅から近い場所にある検査機関や対象年齢なども聞く事が出来ますので、「いつか検査を」と思っている時に役に立ちます。

また、検査をして発達障害と診断された時には、こちらの記事を参考にして対処してみてください。

「発達障害児の育て方」5つのポイント|子供が発達障害と診断されたら取り組むべきこと

赤ちゃんが育てにくい時に親がやるべきこと

赤ちゃんが育てにくいと感じて、育児がつらくなってしまった時、親は「自分の育て方が間違っているのでは…」と思いがちです。

でも、「育てにくい」と親が感じるような赤ちゃんの行動は、赤ちゃん自身の性格や特性からきているものです。

ですから、赤ちゃんの育てにくさを自分のせいだと思わないで下さい。

自分は悪くない、赤ちゃんも悪くない。これは赤ちゃん本人の性格や特性が原因なのだから、そんなに深刻に考えなくても良いのだ。

そう思うだけでも、育児ストレスはいくらか軽減されるはずです。

そして、赤ちゃんが泣く事を「悪いこと」だと思わず、笑ったり眠ったりするのと同じようなものだと考えましょう。

何も原因が無いのに赤ちゃんが朝から晩まで泣いていると、どうしても親の気持ちは落ち込みますし、ネガティブな気分に押しつぶされそうになるものです。

でも、そこで、「今は泣きたい時間なんだ」「誰も悪くない。泣きたくて泣いているだけ」と割り切ってしまえば、育てにくい赤ちゃんに感じていた不安や心配も少しずつ消えていきます。

赤ちゃん育児については、下記の記事も参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんが泣き止まない理由と泣き止ませるための5つの方法