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発達障害児の子育てはストレスがたまる!育児ノイローゼを防ぐためにやるべきこと

こんにちは、子育てライターのエリです。高校生の息子は小学低学年で発達障害と診断されました。

発達障害児の子育ては本当に大変で、毎日イライラとストレスがどんどん蓄積していきますよね。

発達障害の我が子を心から愛して、この子のためなら命をかけられると自信を持っている私でも、ストレスで追いつめられた時には「どうしてこんなにママを苦しめるの!」と、怒鳴ってしまったことがあります。

発達障害だから、悪気は無いから…

分かっていても、やっぱり振り回される親は苦しいし、つらいのです。

発達障害の子育てでストレスをためないように、日頃から心掛けるべきことをまとめました。

発達障害の子育てはストレスがたまる!

どんなお家でも大なり小なり子育ての悩みは抱えているもので、たとえ発達障害でなくても、子どもを育てるのはつらいと感じている親御さんもたくさんいると思います。

そんな中でも「発達障害児を育てることは大変」と感じる理由は、発達障害の子育てには終わりが無いからです。

発達障害は生まれつきの脳の機能障害で、治療によって完治することはありません。

ですから、発達障害の子どもが産まれたら、親はその子が大人になっても自立しない限りはずっとそばで支えていくしかないのです。

大変な子育ても、普通なら子どもの成長とともに解放されることになりますが、発達障害は違います。

小さい頃は小さい頃で、大きくなったら大きくなったで、その時その時の悩み事が尽きないということが、親の気持ちを追いつめる原因になっていることもあるのではないでしょうか。

発達障害の子育てで育児ノイローゼになることも

発達障害の子育てに悩み、精神に不調をきたす親御さんは少なくありません。

それが一時的であればまだ良いですが、ずっと悩み続けた挙げ句に育児ノイローゼを発症してしまうこともあるのです。

発達障害児との生活で育児ノイローゼになった母親が子どもと無理心中を計ったり、イライラが募って子どもを虐待してしまうケースもあり、親がそこまで追いつめられないうちにどうにかストレスを軽減させることが大切だと強く感じます。

私自身も、発達障害児の子育てで追いつめられ、最悪の結末を頭に思い描いていた時期が長くありました。

その頃はマンションの高層階に住んでいたのですが、どうしても気がつくとベランダの柵に目が惹き付けられるので、見えないようにカーテンを閉めっぱなしにしてじっと時が過ぎるのを待っていました。

子どもは悪くないと分かっていても、発達障害の特性からくる問題行動に振り回されるうちに、心の余裕が全く無くなってしまったようです。

育児ノイローゼにならないためにやるべきこと

発達障害児の子育てが原因で育児ノイローゼにならないために、親がやるべきことは、とても簡単なことです。

それは、簡単に言えば「意識を変える」ということ。

まず、発達障害は直す事ができない。だから、無理をして何かをする必要はない。と、心に言い聞かせるのです。

発達障害の子どもを育てていると、少しでも状況を良くしたいという気持ちで、色々な課題を抱えてしまうお父さんお母さんは多いです。

療育に役立ちそうなことは積極的に試したり、特性に関する情報を一生懸命に集めたり。

私もかつてはそうでした。

それは悪い事ではないのですが、「良くなって欲しい」「問題を減らしたい」と行動を起こせば起こすほど、結果が伴わない事にストレスを感じる瞬間もあると思います。

なにしろ、発達障害の子どもは、親がどれほど頼んでも嫌と言ったら絶対に嫌ですし、やると言ったら絶対にやるのですから。

自分の気持ちの赴くままにしか生きられない、別の事をやろうとすると苦しさを感じる発達障害児に、何か意に沿わないような事をやらせるのって、かなりの大仕事ですよね。

でも結局、その大仕事をしてもしなくても、ほとんど何も変わらないのが現実。

そうであれば、「良くしよう」ともがくのではなく、「今の状態に合わせる」ということに労力を使った方が絶対にスムーズにいきます。

発達障害児のありのままを受け入れる

「変わらなくて良いよ、そのままで大好きだよ」

親が態度を変えれば、子どもの中に自己肯定感が生まれます

発達障害の子どもは失敗をする事が多くて、周囲をガッカリさせる機会がすごく多いために、親が気付かないうちにたくさん傷付いているのです。

「本当は愛して欲しいけれど、こんな僕のことなんて、きっと嫌われているに違いない」

言葉にこそ出しませんが、そんな風に感じている発達障害児はたくさんいると思います。

というのは、発達障害児は行動と気持ちが必ずしも連動していなくて、実は自分の問題行動に自分自身で戸惑っているからです。

ですから、ダメだと分かっていても、問題行動をしてしまった時、親に叱られたりすると2倍傷付くことになります。

発達障害の子供の心と行動が連携しない戸惑いについては、重度自閉症者である東田直樹さんの著書が参考になります。

親は叱らずに、「やりたくないのにやってしまう」という発達障害児特有の行動について、一緒の立場で悩んであげる。

それこそが、子どもはもちろん、親にとっても心が救われることなのです。

発達障害であることを理解させる

子どもが発達障害と診断されたら、出来るだけ早く園や学校に知らせて、支援体制を整えてもらって下さい。

診断されてもされなくても子ども自身は何も変わらないのですが、診断があるかないかで行政の対応は大きく違ってきます。

必要なサポートを受けて集団生活における困難を取り除いてあげることで、親御さんの負担もある程度は軽減させることができます。

そして、子どもが4年生くらいになったら、「あなたは発達障害だよ」ときちんと伝えることをおすすめします。

中にはうまく理解できないお子さんもいると思いますが、それでも、「一緒に頑張ろうね、みんな味方だよ」と知らせるために、伝えておいた方が良いです。

本人が自分で発達障害と認識できていれば、何か問題が起こった時にも対応がしやすくなりますし、自分の苦手を理解することで失敗を減らすことができますよ。

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