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子供を怒鳴ってしまう時の対処法|激しく怒るのをやめる方法

親に怒鳴られる子供

大変な子育ての中で、「思わず子供に怒鳴ってしまった」という経験は、ほとんどの親がしているものです。

子供を怒鳴ってはいけない。きつい言葉をぶつけてはいけない。

それはよく分かっているものの、どうしても感情が抑えられずにきつい言葉を我が子に言ってしまうこと、誰にでもあります。

私も子供達が小さい頃は、自分でも驚くほどきつい言葉で怒鳴ってしまったり、怖がらせる目的で冷たい態度をしてしまったことが度々ありました。

後で必ず後悔するのですが、その時は感情が高まっていてコントロールできない状態だったのです。

何度注意しても言うことを聞かなかったり、周囲に迷惑ばかりかけたり。大切な用事がある時に限ってぐずって泣きわめいたり、しつこく甘えてきたり…。

親からすればこの子はわざと私を困らせてるの?!と思いたくなるほど、子供にはとにかく手に負えない時期があります。

その時期が続くと、どうしても親は気持ちに余裕がなくなってしまって強く怒鳴りつけてしまうのです。

本当は可愛いし、とっても大切な我が子。でも、親も人間です。

全部を優しく受け止めることがどうしても出来ない日、子供の顔を見るだけで気持ちが滅入ってしまう日、誰にでもあるはずです。

ただ、一度激しく怒鳴ってしまうと、だんだんと我が子への親の攻撃がエスカレートしてしまうことがあるので注意が必要。

そして、親に怒鳴られる子供の心にも悪い影響はたくさんあります。

親が子供を怒鳴るデメリット

私自身、感情的に怒鳴るうちに子供がどんどん挑戦的な態度を取るようになってしまい、つい歯止めがきかなくなり、手が出そうになった経験があります。

子供も最初はビックリして言うことを聞いていても、何度も怒鳴られると慣れてしまって「また怒鳴ってるよ」と軽く感じてしまうのです。

そうなると、こちらは「舐められてはいけない!」という親の意地が出てきて、どんどん強い言葉や態度を取るようになってしまいます。

これは完全に悪循環ですが、怒鳴っても効果が無いからさらにきつく怒鳴る…というループに入ると、親も子供も心が疲れるだけで何一つ良いことはありません。

親が子供を日常的に怒鳴ってしまった場合には、下記のようなデメリットが発生するので要注意です。

  1. 子供の自尊心が傷付いて自己肯定感が育ちにくくなる
  2. 親子の信頼関係が崩れる
  3. 子供が困った時でも親に相談しなくなる
  4. 親が本当に大切なことを伝えたくても子供が素直に聞かなくなる
  5. 子供がお友達や学校の先生に怒鳴るようになる
  6. 怒鳴る行為がエスカレートして暴力をふるうリスクがある

子供に激しく怒鳴るのをやめたい

感情的になって子供をきつく怒鳴りつけるのをやめたいとき、どうすればスムーズにやめることが出来るでしょうか。

私もずっと子供を怒鳴ってしまっていたので、このままでは暴力をふるって虐待をしてしまうかも…と不安になり、「怒鳴るのをやめたい」といつも思っていました。

ただ、怒鳴りたくなくても子供が挑発してきて怒鳴ってしまうということも多くあったので、気持ちを抑えるのは大変でしたが、「怒鳴るのをやめよう」と決めてから色々と努力をしてやめることに成功しました。

子供を怒鳴ってしまう時の対処法

ここからは、私が子供を怒鳴らないように気を付けていた時に実践した対応策を紹介します。

子育ては子供によってさまざまなので、この方法が全てではありませんが、試行錯誤してうまくいった方法ですから参考にしていただけると嬉しいです。

1.子供に怒鳴りたくなったら別室に移動する

どんなに注意しても優しく言っても子供が反抗して聞いてくれなかったり、ギャーギャー泣いて落ち着かない。

そんな時は、それ以上子供と一緒にいても余計にイライラしてきつい言葉で叱ったり、叩いたりしてしまう可能性もありますので、とりあえず別室に移動しましょう。

ただ、外に出ることは絶対にしません。

同じ家の中で、少しイライラが収まるまで数分だけ別の部屋に移動して、子供の顔が見えない場所に離れるだけでも落ち着いてきます。

そして何度か深呼吸。子供が赤ちゃんの頃の写真を眺めるのも効果的ですね。

怒りの感情が高まった状態で一緒にいても、その流れではお互いにヒートアップして終わりが見えません。

親が一旦席を外し、別の場所へ移動して空気を変えるだけで、親も子供もお互い1人の時間ができ、さっきよりは少し冷静に考えれるようになってきます。

お互い顔を見て目の前で感情をぶつけてる状態だと、仲直りしたり気持ちを切り替えるのはとても難しいです。

ですから、一旦1人になる時間を作って、お互いの姿が見えない状態で少し落ち着いてから、戻ってきて話をしましょう。

子育てのイライラ軽減は、こちらの記事を参考にして下さい。

子供にイライラして苦しい…|今すぐ始められる育児ストレス解消法

2.子供を静かに見つめて、感情が落ち着くまで待って抱きしめる

子供は1度泣いたり怒ったりし始めると、まだ感情をコントロールできるほど精神面で成長しきれてないので、しばらく大声で泣き続けたり怒っていたりします。

そういう時って逆に声をかけても子供の感情が消化しきれてないので、全然聞く耳を持ちません。

なので、あえて子供をじっと見つめて、高ぶった感情が落ち着くまで見守る時間も必要です。

「この子は何を言いたいのかな?」

「この子はどんな気持ちでこうなったのかな?」

子供が怒っている時、私は怒鳴るのを我慢してじっと見つめながら考えていました。

子供のぐずる姿を見て自分までイライラし始めると収集つかなくなるので、あえてちょこちょこ声はかけずに「泣きたいなら泣いても良いし、怒りたいなら怒ってても良いよ」と優しく声をかけると自分の心も落ち着きます。

3.子供に気が済むまで泣かせる

子供に「大丈夫になったら言ってね」と伝えて、あえて自分が納得行くまで好きなようにさせるのもおすすめです。

しばらくはずっとその状態でいますが、泣くことも怒ることも段々疲れてきて少し泣き方や怒り方が収まる時がきます。

そうしたら「もしかしてさっきこういう気持ちだったのかな?」と、ママの思った事を話して伝えます。

子供もピークで泣きわめいたり怒っている時はママの話しも聞こえてないので、落ち着いたタイミングでママが思った事をゆっくり話してみます。

それから、子供にもどうだったのか自分でお話しして貰って、最後はぎゅーっと抱きしめてあげると何となく気持ちが落ち着いてきて子供も安心出来るようです。

子供もさんざん泣いた後は「ママに嫌われちゃったかな?」「みんな怒っているかな?」と不安になるので、「大丈夫だよ、大好きだよ」の気持ちを込めて抱っこします。

子供はパパやママの抱っこが大好きです。

最後は安心させる為にも抱いてあげると子供は「パパやママは分かってくれているんだ」という安心感から、気持ちのコントロールをするようになります。

4.あえて違う事をして気を紛らわす

子供が泣きわめいたりしている時、その場で同じようにイライラしていると余計に酷くなりかねないので、親はあえて関係のない事を始めてみてください。

例えば私なら洗濯を干したり、茶碗を洗ったり、何か簡単に出来そうな家事などを始めてあえて気分転換に違う事をし始めます。

また、読書や手芸など、自分が「楽しい」と感じて気晴らしになることをやってみるのもおすすめです。

そうすると、その場にいても違う事をする事で一旦「怒る」という感情を自分の中で抑えられます。

完全に真っ向から向き合ってしまうと言わなくても良いことを口走ったり、以前にあったことまで掘り返して怒り出す可能性もあり、そうなると余計に子供も悲しくなって歯止めがきかなくなります。

子供の気持ちを落ち着かせるには、まずは親が怒りを鎮めなくてはいけません。

なので、「これはちょっと長引きそう」と感じる状況なら、あえて家事などをし始めて、「これが終わったら話そうね」と声をかけて、違う事をして気を紛らわしてから話す方法がおすすめです。

子供に怒鳴りたくない時は、親が気持ちを切り替えるタイミングが必要ですよね。

最初に紹介したように別室に移動したり、茶碗洗いを無心でしてみたり、洗濯を干してみたり、子供とは関係のない行動をしてみると終わった頃には案外落ち着いたりしますよ。

怒鳴りたくなくても怒鳴ってしまう時は誰にでもある

親も人間ですから、完璧ではないんです。

もちろん怒鳴りたくなる日もあるし、なんとなくイライラして大声を出してしまいそうになる時ってたくさんあります。

ですが子供にとってそれは「親が怒っている」としか捉えてもらえなくて、親に嫌われるんじゃないか、親はどうせ分かってくれない。などと自分の気持ちを我慢して抑えつけてしまいます。

ですから、怒鳴ることはただの恐怖や不安を煽ることしかしなくて、頭が冷静に考えれなくなったりお互いが結果的に傷つきます。

「怒り」の感情を何か違う行動で変換してしまわないと余計に酷くイライラして子供に当たってしまうので、別部屋に少し移動して1人の時間を作ったり、家事をして気を紛らわせたり、子供をあえてじっと見つめて落ち着くまで静かに待ってみたり…。

状況に応じて臨機応変に気分転換できる行動をして、怒りの感情をそのまま子供にぶつけないように上手にコントロールしてくださいね。

小学生の子供を叱りすぎてしまった時の対処法