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共働き夫婦が子育てと家事を分担する方法|お母さんだけに負担を押しつけないで

共働き家庭が増え続けている日本ですが、厚生労働省の調査によると18歳未満の子供がいる母親のうち仕事をしている割合は72.2%。

ということで、7割以上のお母さんは働いているのです。

仕事をしながらの子育ては今や当然のものになっているとはいえ、なかなか大変な毎日ですよね。

夫婦ともに仕事を持つ共働きだと、お母さんが仕事に出向いて外にいる時間も長くなってくるので、昔のように「父親は仕事で、母親が家の中の家事や育児を全部担当する」というわけにはいきません。

できれば仕事も家事も育児も夫婦できれいに半分こして負担を分け合えれば良いですが、日本では共働きでも専業主婦と変わらないくらいに家事と育児を1人で背負っているお母さんが少なくないのです。

お母さん1人で子育て+家事+仕事となれば、明らかにキャパオーバーで大変な思いをすることは分かりきっています。

仕事では1日中忙しく動き回り、家に帰ってきてからは子供のお世話や遊び相手をしながら、ご飯作りや掃除・洗濯など…やる事が多すぎて心が休まる暇が無いんですよね。

「共働きで父親も母親も働いているんだから、育児と家事の負担はもう少し公平に分け合いたい!」

そんな風に感じているお母さんも多いです。

こちらの記事では、共働き夫婦が子育てをする上で、子育てや家事の分担割合はどれくらいが理想なのかをまとめてみました。

母親もフルタイム勤務なら育児と家事は均等に分け合いたい

父親がサラリーマンで、母親もフルタイム勤務というお家は増えてきています。

どちらも時短勤務ではなくフルで仕事をしているなら、やはり育児と家事の分担の割合も均等に負担することが理想的でしょう。

「仕事が大変だから、家ではゆっくり休みたい」と男性はよく言いますが、女性だって同じくらい大変だし疲れているのです。

本当ならソファーに身体を投げ出して休憩したいのを、なんとか我慢して、掃除をしたり夕飯の支度をしたり、子供の世話をしているわけです。

それはパート主婦でも同じことですが、特にフルタイムの勤務となれば、本当に限界ギリギリの状態で踏ん張っているお母さんもいます。

ですから、お母さんがフルタイム勤務であれば、仕事で外に出ている時間はお父さんと変わらないので、家事や子育ては半分ずつ受け持つべきではないでしょうか。

お互いに得意・不得意がありますから、できることを役割分担したり、曜日によって入れ替えても良いですね。

毎日の家事と育児を項目ごとに表にして、どちらが何を担当するか、しっかり決めて書き込んでおくと分かりやすいです。

平日がお休みのお父さんなら、子供の幼稚園や小中学校のPTA活動や見回りパトロールなどを担当してもらうのもおすすめです。

パート勤務のお母さんなら7対3の割合で家事と育児を負担する

フルタイム勤務に比べると、パートは短時間の勤務でそれなりに時間の自由もあります。また、1週間で働く日数も少なくなっています。

そのため、身体の負担も多少は軽いですから、家事と育児の分担割合はフルタイム勤務より少し増やして7割くらいを目安に担当するようにしてください。

私も以前は短時間のパート勤務をしていましたので、7対3くらいで夫と協力し合っていました。

父親に家事や育児をさせる方法

夫に「3割の家事や育児をやってね」と頼んでも、なかなかうまくいかないことが多いです。

というのも、男性と言うのは具体的にはっきり「◯◯をして」と頼まなければ、何をすれば良いのか自分で気付きにくいからなのです。

特に家事や育児を苦手分野として感じている男性も多いので、やった方が良いのは分かっているけど何をどうやってやれば良いかは見当がつかないこともあるでしょう。

私がやっていた方法としては、夫が土日が休みだったので週に2日のパートに出ました。

夫には私がパートで働いている間に子供の面倒を見てもらって、夕方にパートから帰ってくるまでにご飯を準備してもらいました。

洗濯は私が朝にやっておいて、軽い掃除だけお願いしていました。

母親がいない間の子供の世話と食事作り」という、割とシンプルな課題だったので、夫もすすんでやってくれました。

ただ、私が家にいる間は家事も育児もおまかせ状態で、自分からやってくれることは少ないので、この週に2日間だけでなんとか家事と育児の分担割合を負担してくれたかな?という感じですね。

『名もなき家事』は積極的に夫に頼んでおこう

トイレットペーパーを替えたりゴミ袋を入れ替えたり、シャンプーを詰め替えたり、歯ブラシを新しいものに取り替えたり、「家事」というほどではないけれど毎日の負担になる名もなき家事。

名もなき家事をお母さん1人でやっていると、やはり塵ツモで大きな負担になります。

父親は意地悪をして手を出さないわけでは無く本気で気付いていないことがほとんどですから、一度しっかり話をして、「こういう時はこうしておいて」と頼んでしまえば、意外にあっさりと引き受けてくれるものです。

忘れっぽい夫の場合は小さなメモを冷蔵庫に貼っておいても良いですね。

やるべきことがきちんと見える化していれば、男性は女性よりも細かい作業を好んでやってくれる場合もあります。

「なんでもかんでも私ばっかり…」と疲れている時には、「これはこうしておいて」と、遠慮せずにお願いしてみて下さい。

子供にもできるお手伝いを考えて

子供がある程度大きくなれば、父親だけでなく子供とも家事を分け合えるようになります。

ただ、あとあと親の手間が増えるような家事だと意味がありませんから、お子さんの年齢に合わせて無理なくできるものを探してみて下さいね。

我が家の場合は玄関掃除は簡単にできるので、小学校1年生のころからやってもらっています。

また、廊下の雑巾掛けも子供達の役割にしています。

家事は大人が頑張るものと思いがちですが、子供の負担にならない程度の軽い家事はどんどんやってもらった方が、子供にとっても勉強になりますしお父さんお母さんも助かりますよ。

共働きお母さんの育児と家事は、家族で分け合って負担を減らす

働くお母さんだけに負担が重くならないように、お父さんも積極的に育児と家事をやってみてください…とよく呼びかけられていますが、実際はやはりお母さんの負担が圧倒的に大きいです。

子供を育てるのは本当に大変でストレスを感じることも多いですし、それに加え、待ってはくれない家事にも追われている。ということで、お母さん1人だけでは家事と育児は両立しきれないです。

昔は何世帯も一緒に住んでいて分担してできる環境がありましたが、今は核家族が普通で、頼れる人が近くにいないこともお母さんを追いつめます。

無理をして頑張り続けると周囲は「大丈夫なんだな」と思い込んでしまいますから、時には思い切って「もう無理!しんどい!」とギブアップしてみてください。

そして、それを機に夫婦でどうやって家事と育児を分担するか話し合えたら良いですね。

お父さんお母さんが協力することが、子供にとっても一番の理想です。ぜひ夫婦でお互いの負担が減らせるように考えてみて下さい。

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