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「インフルエンザの時にロキソニンを飲んでも良い?」薬剤師に聞いてみました【体験談】

先日、中学生の息子が急に熱を出しました。

朝からちょっと咳をしているなと気になっていましたが、土曜日だったのでいつものように部活に出掛けました。

夕方、家に帰ってくるなり「頭が痛い」と言います。

熱は37度5分でしたが、土曜日でかかりつけの小児科は午後の診察がなかったですし、食欲もあって元気そうだったので様子をみることにしました。

でも、夜になると急に熱が上がり、39度5分まで上がってしまいました。

次の日は日曜日で病院はあいておらず、「この熱の上がり方はインフルエンザかも知れない」という気持ちもあり、夜間急病センターに連れて行くことに。

診察を受けると、やはりインフルエンザの検査がありました。

熱は40度近くまで上がっていましたから、「もしインフルエンザにかかっているなら陽性がでるだろう…」と思っていたものの、結果は陰性でした。

インフルエンザにかかっても時間が経たないと検査で陰性になるという話は以前から聞いていましたから、「ちょっと早かったのかしら」と思いましたが、子どもが40度近い熱があって病院に連れて行かないというのも危ないですよね。

息子はずっと「喉が痛い」と言っていたので、「もしかしたらインフルエンザじゃなくて、喉の炎症で高熱が出ているのかも…」と思いました。

夜間急病センターのお医者様は「それじゃあ症状にあわせたお薬を出しておきます」とだけ言って、診察は終わりました。

とにかく混み合っていて、詳しくお話を聞ける雰囲気ではありませんでした。

その後、受付でお薬を受け取ってビックリ…ロキソニンが処方されていたのです。

子どもにロキソニンを飲ませても大丈夫?

ロキソニンといえば、普通の解熱鎮痛薬よりも強い作用があると言われています。

大人でも少し気を付けた方が良いお薬のように、私は認識していました。

ロキソニンの副作用として有名なのは胸焼けや胃の痛みですが、胃薬も一緒に処方されていましたから、その点は大丈夫だと思います。

今回夜間急病センターで処方されたのは、ロキソニンと胃薬、それに頓服のカロナールだけでした。

ロキソニンもカロナールも同じ解熱鎮痛作用を持つお薬ですから、その2つを一緒に併用して良いのか…

そもそも子どもにロキソニンを飲ませても大丈夫なのか…

私の心の中は不安でいっぱいになりました。

家に帰ってから急いでインターネットでロキソニンの情報を調べてみると、公式なサイトでも「15歳以下は服用できない」と書かれています。

息子は13歳になったばかりで、さらに心配が大きくなりました。

もっと詳しく調べると「インフルエンザでロキソニンを使うとインフルエンザ脳症になる可能性がある」という情報もありました。

息子はインフルエンザの検査は陰性でしたが、まだ発熱してから24時間経っていないため、もしかしたらインフルエンザかも知れないわけです。

それなのにロキソニンを使って良いのか心配でしたが、夫に相談すると、「お医者様が処方して薬剤師もチェックしているんだから心配は無い」ときっぱり言うのです。

確かに、私よりもよほど知識のある先生が出している薬ですから、ネット上の信憑性があるか分からない情報よりは頼りになるはず。

ということで、お医者様を信じてロキソニンを1日3回服用させました。

ロキソニンの効果と副作用

ロキソニンを飲むと9度台の熱が8度台になりました。それに、解熱鎮痛剤ということで、のどの痛みも軽くなっていたようです。

副作用で心配だった胃の痛みや胸焼けですが、胸焼けは少し出たものの、胃が痛くなることはありませんでした。

夜間急病センターでいただいたロキソニンと胃薬を飲ませながら、熱と頭痛がひどい時にカロナールを使い、月曜日の朝までなんとか乗り切りました。

しかし、月曜日の朝も39度以上の熱があり、これまでより一番つらそうにしていたので、すぐにかかりつけの小児科に連れて行きました。

【子供の高熱】インフルエンザで40度の熱が続く時はどうすればいい?

やっぱりインフルエンザだった

小児科ではすぐに検査をされ、インフルエンザB型と判定されました

やはり夜間急病センターで検査を受けた時はタイミングが早かったようです。

ただでさえ高熱で身体がつらい時に痛い検査を何度もされて、とても可哀想になりましたが、高熱が出たら病院に行くのが当たり前ですし、9度以上の熱があればほぼ間違いなくインフルエンザの検査をされますよね…

こういう時にどうすれば良いのか、いまだによく分かりません。

小児科で処方されたのは、インフルエンザのお薬であるリレンザと、咳とのどの痛みを抑える薬2種類に、鼻水くしゃみの薬。それに、頓服でカロナールでした。

これでようやく、症状にあったお薬をいただくことができ、ほっとひと安心。

ですが、心配なのはこれまで2日にわたり服用したロキソニンのことです。

私が調べた限りでは「インフルエンザでロキソニンは使ってはいけない」と書かれているサイトを複数見つけたので、やっぱりインフルエンザだと分かった今、飲ませてしまったことがすごく不安になりました。

インフルエンザの時にロキソニンを服用しても良い?

処方箋薬局でお薬をいただく時に、薬剤師の女性に夜間急病センターでもらったお薬の内容が書かれた紙を見せました。

「最初の検査でインフルエンザが陰性だったのでロキソニンを飲ませたのですが、大丈夫だったでしょうか?」

私が聞くと、薬剤師は、

「インフルエンザの判定が出るとロキソニンは処方されないのですが、判定前なら処方されても仕方ないですね。飲ませていても大丈夫ですよ

と言いました。

「ロキソニンは子どもに飲ませたらダメではないですか?」

「そんなことは無いですよ。症状にあわせて、小児科で処方されることもあります

「副作用が心配なお薬だと聞いたことがあるのですが」

ロキソニンの副作用はそこまで重いものじゃないです。心配ないですよ」

「インフルエンザでロキソニンを飲んでも大丈夫なんですか?」

「これまで飲んだ分に関しては、今副作用が出ていないなら、これから出るということは無いと思います。でも、もし残っていても、もう飲ませないで下さいね

薬剤師の女性は、インフルエンザの時のロキソニンの服用について、こんな感じで説明してくれました。

専門知識のある方からお話を聞けてひとまず安心しました。

でも、やはり、子供に飲ませる薬の成分や副作用については親としてもっと知っておくべきだな…と、反省する気持ちは大きかったです。

いざ高熱を出してからでは調べられることも限られるので、普段から備えておく事がすごく大切だと感じました。

副作用が無くて良かった

結局、リレンザのおかげで息子のインフルエンザはすぐに良くなり、ロキソニンの副作用も出なかったので本当に良かったです。

ただ、今でもなぜ(陰性だったとはいえ)インフルエンザの疑いがある子どもにロキソニンを1日3回飲むように処方したのか、急病センターのお医者さんには疑問があります。

土曜日の夜の急病センターは患者さんでいっぱいで大変な状態ですから、診察していただけるだけでも有難いのですが…

やはり子どもの調子が悪い時は早目に、小児科が開いている時間に連れて行くのが一番ですね。

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