▷子供が悩んでいる時に親がするべき7つのこと

考える力の育て方|子供の論理的思考力が身に付く7つのポイント

自分の意見をきちんと主張出来る大人になるためには、子供のうちから「考える力」を育てておくことが大切です。

様々な情報を自分の頭の中で整理して、そこから答えを導きだしたり、自分なりの意見をまとめて言葉にする。それができるようになれば、どのような環境でも物怖じせずに適応出来ますし、人間関係でのストレスも感じにくくなるものです。

しかし、「子供に考える力をつけさせるにはどうしたら良いのか…」と、頭を悩ませる親御さんも少なくありません。

そこでこちらの記事では、子供の考える力を育てるための方法をまとめました。

考える力をしっかり育てるには、出来るだけ早く働きかけをした方が効果が高いですので、ぜひ参考にしてみて下さい。

『考える力(論理的思考力)』とは?

考える力って一体なんなのか…?はっきりと分からないという人もいるかと思いますので、まずは「考える力とは何を指すのか」について軽く説明しておきますね。

考える力とは論理的思考力(ロジカルシンキング)とも呼ばれ、最近ではビジネスの世界でもマーケティングに役立つとして提唱されるようになりました。

子供を対象にした発達心理学での論理的思考力については「目の前に具体的なものや状況が無くても、思考を組み立てられる力」とされています。

つまり、頭の中だけで考えをまとめられる力のことを「考える力」「論理的思考力」と呼ぶのです。

子供に考える力をつけるにはどうすればいい?

「子供に考える力をつけさせたい」と願っている親御さんは年々増えていますが、考えるか考えないかは子供自身の判断によるものなので、親から強制的に身につけさせられるようなものでもありません。

ただ、普段の生活の中で働きかけていけば、自然に子供が考える力を身につけられるようになるのです。

幼児教育でも『考える力』が注目されている

未就学児向けの幼児教育では、言葉や数の学習だけではなく「考える力」を育む為の教育に力を入れている教室がとても多くなっています。

その理由は、計算や漢字を覚えるよりも幼少期に考える力をつけておくことの方が、子供にとって必ず役に立つということが認知されてきたからです。

「これはどうなっているんだろう」「ここから何があるのだろう」と、自分で疑問を持ち、思考し、答えにたどり着く力。

論理的思考力が身に付けば問題解決能力も強化されるため、学習面でも良い影響が必ず表れてくるのです。

子供の考える力を育てる7つの方法

それではここからは、子供の考える力を育てる為の方法を7つ紹介していきます。

1.親からの問いかけ「なぜ?」「どうして?」

子供「私はハンバーグが好き!」

親「そうなのね、なぜ?」

子供「ユーチューバーになりたい!」

親「どうしてなりたいの?」

このような感じで、子供が何気なく言った言葉でも、「なぜ?」「どうして?」と、理由をたずねてみましょう。

思春期頃の子供だと「いちいちうるさいな」と嫌がる場合もありますが、小学校低学年くらいまでなら理由を聞かれても疎ましがることは無く、むしろ「お父さんお母さんが私(僕)のことを知りたがっている」と感じて、喜んで話してくれます。

親が「なぜ?」と聞くことで、子供は自分の考えをあらためてまとめることができますし、伝えながら「私(僕)はそういう風に思っていたのか」と自分自身で理解出来ることも大きいです。

自分の考えをすぐには上手に言葉にできない子供もいますが、答えを急かさず、親はゆったりした気持ちで聞いてあげることが大切です。

2.子供の疑問をほったらかしにしない

子供が何かたずねてきた時には、忙しくても出来るだけ耳を傾け、教えてあげるようにしてください。

子供の疑問に対して親がそっけない態度を取っていると、子供はそこで考えることをやめてしまいます。

また、疑問が解けないまま放置することに慣れてしまえば、次にどんな疑問が湧いてきても「分からないから、まあいいか」で終わるようになり、考える力はどんどん弱まっていくのです。

3.親子で一緒に考える

子供から「なんで?」とたずねられたけど、自分もよく分からない。そんな時こそチャンスです。

「お母さん(お父さん)も分からないから一緒に考えてみよう」と言って、お互いに意見を言い合ったり、必要に応じて辞書やネット検索で調べてみるのも良いですね。

まずは「こうかな?それとも、こう?」などと、出来るだけたくさんの仮説を立て、そこから一番適しているものは何かを、親子で考えていくことが子供にとっては考える力を強化するトレーニングになります。

4.理屈っぽい親を演じる

親が理屈っぽい方が、子供は色々なことを自分から考えるようになります。

例えば、いつもお笑い番組ばかり見て笑っている親よりは、ニュースや教養番組を見てぼやきながら自分の意見を言っている親の方が、子供は「そういう考えがあるのか」「自分はこう思う」などと頭の中で自然に考えるようになるのです。

とはいえ、そのために親の生活習慣をわざわざ変えたり、好きな番組をガマンする必要はありません。

時たまで良いので、理屈っぽい親を演じて、「このニュース、お母さん(お父さん)はこう思うけど、あなたはどう?」などと意見を聞いてみてはいかがでしょうか。

5.謎解きの楽しさを教える

頭に浮かんだ疑問の答えが分かったら、とてもスッキリしますよね。そのスッキリは子供でも同じように感じます。

ですから、幼少期から謎を解く楽しさを体験させることで、考えることが自然に身に付くようになるのです。

謎解きの楽しさを教える為には、色々なことに疑問を持たせることや、疑問をそのまま放置せず答えが見つかるまで調べたり考えたりする習慣を身につけることが大切。

子供向けの『謎解き本』などもありますので、親子で読んでみるのもおすすめです。謎解き絵本「おしりたんてい」シリーズも人気がありますよ。

6.ネットに頼らず少し苦労させてみる

今はネット検索すればどんな答えでも見つかりますが、あまりにも簡単に答えが出ると頭の中に定着しにくくなります。

ですから、まずはネット検索に頼らず自力で調べることを優先させて、「どうすれば答えが見つかる?」と考えさせるようにしてください。

苦労すればするほど、結果として得られた答えやその経過が心に残りますし、その経験が積み重なることで考える力を育むことが出来ます。

7.答えにたどり着いた過程を褒める

子供がしっかり考えて答えにたどり着いたなら、例えばそれが間違っていたとしても「粘り強く考えてえらかったね」「自分で調べられてすごいね」と、過程を褒めるようにしましょう。

そこでそっけない対応をしたり、「答えはそうじゃないでしょ」などと間違いを指摘すると、子供の心はモヤモヤしてしまいます。

  1. 疑問が浮かぶ
  2. 考える
  3. 自分の意見をまとめる
  4. 答えを出す

これさえ出来れば、立派に考える力が身に付いている子供だと言えますので、しっかり褒めてあげて下さい。

考えるのが苦手な子供にかける言葉

自分で考えるのが苦手で、周りに合わせながら過ごしている子供に「自分で考えなさい」とガミガミ言っても、気持ちが不安定になるだけで良い結果にはなりません。

考えるのが苦手な子供は、『考える』ということを必要以上に難しく捉えているのかも知れません。

人は誰でも自分なりの考え、趣味思考があるのですが、それを表に出すことが苦手ということを「考えるのが苦手」という風に勘違いしている場合も。

ですから、考える力を育む為には決して強制せずに、「自分はどう思うか、その気持ちを言葉に表すだけで良い」ということを優しく伝えましょう。

そして先述したように、普段から「なぜ?」「どうして?」と親が繰り返し問いかけをすることで、気持ちを言葉にして表現することがだんだんと上手になっていきます。