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給食費が払えないから就学援助制度を利用することに…悩んだけど申請して良かった

数年前から夫が精神疾患にかかり、働けない日は欠勤するようになりました。

最初のうちは職場の方も理解してくれたのですが、思うように良くならず、結局退職することに。

夫が仕事を辞めてからは私がかわりに働きだしたものの、収入は少なく、生活が苦しくなってしまいました。

そのうち、子ども達の学校の集金や給食費が間に合わなくなり、滞納してしまったのです。

給食費の引き落としが間に合わなくて…

給食費は教材費などと一緒に月に1度銀行から引き落とされるのですが、そこで引き落としできないと、10日後に再引き落としがあります。

再引き落としの前には学校の事務の方から電話がかかってきて、「次は何日ですからお願いします」というような事を言われます。

とても恥ずかしいので、できるだけ間に合うようにしたいのですが、予定外に学校の購入物があったり、夫の病院代がかかったりすると、どうしても間に合わないことが度々ありました。

給食費の滞納分を児童手当から引かれた事も

再引き落としでも払えず滞納してしまった時には、児童手当から引かれてしまいます。

4カ月に1度振り込まれる児童手当も我が家にとっては大切な収入源ですが、給食費を滞納すると強制的に減額されてしまいます。

親が給食費を払えない事で、学校で子どもが責められることは絶対にないと思いますが、夫の病状も良くならないので、「給食費を免除してもらえないか…」と考えるようになりました。

就学援助制度は学校に申請しなければいけない

ネットで調べると、給食費を免除してもらうためには「就学援助制度」というものを利用する必要があるということでした。

住んでいる市の公式サイトでは、大体240万円以下の収入だと受けられるようです。

うちは今の所私しか働けない状態で、それも小さい子供がいるせいで、1日に数時間です。

なので、年収は200万円にも満たない状態でした。

「これなら就学援助制度に申請できる」と思って、その時は嬉しかったです。

この制度を使うと給食費は全額免除されますし、学用品費や修学旅行代も援助してもらえると書いてあります。

ただ、心配なのは、「申請は学校を通さなくてはいけない」という点でした。

これまで子ども達のクラスの担任とは何度も顔を合わせていますが、集金の引き落としが遅れていて給食費の滞納があることもあり、いつも冷たい態度を取られているように感じていました。

ですから、あの先生たちに就学援助制度のことを相談するのは、とても気が重かったのです。

でも、もし申請が通れば間違いなく生活はラクになります。

子ども一人につき合計で7万円近くのお金が援助してもらえるわけですから、これは、うちのように夫が病気で働けない時には絶対に使わなくては損だと思いました。

就学援助制度に申請してみて

まず上の子のクラスの担任に相談すると、申請用紙を渡してくれました。

本来なら4月末が提出期限だけれど、特別な事情がある時は年度の途中でも申請を受け付けてくれるそうです。

ただ、通るかどうかの結果が出るまでは時間がかかるので、それまでは今まで通り集金が引き落とされる。でも、就学援助制度が通れば、あとから返金してもらえる、とのことでした。

どうなるか不安に思いながら待っていましたが、結果が出るまではかなり時間がかかって2カ月くらいあとに連絡がきました。

市から学校を通じて「就学援助の決定通知」が届き、その時はほっとひと安心でした。

中学入学の用品代も支給された

就学援助制度を受けはじめた時は上の子が5年生で下の子が2年生でした。

二人分の給食費が払わなくて良くなり、学用品費や修学旅行代も支給されるので、本当にこの制度を利用できて良かったです。

去年は上の子が中学校に入学しましたが、その時には新入学用品費として47,000円も支給されました。

制服代や体操服代などを考えると全く足りなかったですが、それでも、このお金があるかないかで全然違います。

中学校の給食費も就学援助で払わなくて良いので、私の少ない収入でも、切り詰めながらなんとか生活できています。

最初に就学援助制度を考えた時には、本当に利用しても良いのかと悩みましたが、今は利用して本当に良かったと思います。

本当は夫が元気になって働いてくれるのが一番良いですが、今は在宅ワークで少しずつ働くのが精一杯のようです。

ただ、以前よりは家計も回るようになってきたので、受けられる支援は受けながら、頑張っていこうと思っています。

『就学援助費』申請理由の書き方と支給対象の条件|家計が苦しい時に利用する制度