しつけ

子供をベランダに閉め出すのはしつけじゃない!転落事故に繋がるリスクが大きすぎる

子供が言う事を聞かない時、家の中から閉め出してお仕置きしたことはありますか?

ぐずる子供と同じ部屋にいるとイライラが爆発しそうになり、思わず外に出してしまったり、かんしゃくをおさめるために頭を冷やさせようと部屋の外に追い出す親御さんは少なくありません。

親御さんにしてみれば、それは「しつけのため」でしょう。

しかし、冷静に考えて、親が嫌がる子供を外に連れ出し閉め出す行為が「しつけ」になるでしょうか?

玄関の外に小さな子供だけでいれば、車やバイクなど交通事故の危険がありますし、不審者に連れ去られる心配も大きいです。

一方で、ベランダに閉め出すと転落事故の危険があります。

実際に、しつけと称してベランダに閉め出された子供が柵の外に転落して死亡する事故が相次いで起きています。

子供がベランダから転落して死亡する事故が後を絶たない

2018年4月、大阪府大阪市でタワーマンションの43階のベランダから小学1年生の女の子が転落して死亡しました。

また、同年10月には神奈川県川崎市の高層マンションの9階ベランダから2歳男児が転落し重傷。

2019年1月には母親の手でベランダに閉め出された2歳の男児が、3階ベランダから転落して死亡しています。

子供のベランダからの転落事故はこの他にも相次いでおり、文部科学省、厚生労働省、消費者庁などは子供の転落事故を防ぐための注意喚起を各方面に発信しています。

そんな中で、いくら「しつけ」のためとはいえ、親が子供をベランダに出す行為はそれだけで虐待と見なされても仕方が無いのです。

親に叱られ半ばパニックになっている状態の子供をベランダに出してしまい、中に入ってこないように窓を閉めきってしまう。

この状態で、子供は頭を冷やし、冷静になって反省ができるでしょうか?

そもそも冷静にならなくてはいけないのは、子供のベランダからの転落事故が相次ぎ、危険性が指摘されているにもかかわらず、「子供をベランダに出そう」と考えて行動に移す親御さんの方です。

とりあえず離れたいというのであれば、子供は安全な家の中にいさせて、自分がベランダに出て頭を冷やせば良いのです。

しつけで子供をベランダに出しても良いの?

子供を危険なベランダに閉め出す行為は、殴ったり蹴ったりする身体的な虐待と同じくらいに罪深いものです。

しつけで子供をベランダに出す必要はありません。出してはいけません。

先ほども紹介したように、実際にベランダから転落して命を落としている子供はいくらでもいます。

子供のベランダからの転落事故を知りながら、それでも子供をベランダに出そうとするなら、それは間違いなく虐待行為です。

自分の行為が虐待だと気付いていない親御さんは、今すぐ反省をして、二度と子供をベランダに閉め出さないようにしてください。

子供をベランダに出すのは虐待

2018年、両親からの激しい虐待を受け亡くなった「目黒虐待死」の5歳の船戸結愛ちゃんは、真冬の凍てつく寒さの中、裸足でベランダに出され、1人ぼっちで寒さと飢えと痛みに耐え、最後には命尽きてしまいました。

船戸結愛ちゃんだけにかぎらず、親からの虐待でベランダに出されて寒さに凍えながら苦しんでいたという子供達は少なくありません。

子供をベランダに閉め出す行為は、虐待と結びつきやすいのです。

「言うことを聞かない子供が目の前にいると嫌だから、とりあえずベランダに出しておきたい。」

いくら「しつけ」と言い訳をしても、結局は「手のかかる子供を目の前から遠ざけたい」だけの理由です。

そうした親のワガママによって、子供が犠牲になっている事を、多くの親が認識しなくてはいけません。

「ベランダへの閉め出し」は子供のしつけに効果無し!

私も子供が小さい頃には、あまりに言う事を聞かず泣いたりぐずったりを繰り返すので、ストレスが爆発して「我が子の顔が見たくない!」と何度も思いました。

そんな時、そのまま子供と一緒にいても余計に状況が悪化するため、周囲に危険なものが無いか確認してからそっと子供から離れて別の部屋に移動したり、玄関の外に出て深呼吸をして気持ちを鎮めました。

子供を外に出せば簡単かも知れませんが、さまざまなリスクがある外に小さな子供を閉め出すのはどう考えても危険で、そこまでするなら自分自身が外に出る方が早かったのです。

私のママ友の中には「子供をベランダに閉め出してお仕置きした」という経験を持つ人が何人かいます。

幸い、事故には繋がっていないですが、ではしつけに繋がったか?と聞くと、彼女達いわく「ベランダへの閉め出しはしつけに全く効果が無かった」と。

小さいうちは泣きわめいて近所迷惑になるから早々に家の中に入れなくてはいけなかったし、ある程度大きくなってからは、ベランダで平気な顔で外を眺めて笑っていた、とのことでした。

そのくせ、成長してからも小さい頃にベランダに閉め出された事はしっかり覚えていて、「あの時はひどい事をされた」と恨み事を言ってきたり、学校で先生や友達に言いふらす事もあって、「虐待する親だと誤解されるので困っている」と言っているママ友もいました。

このように、しつけの為に子供をベランダに出して閉め出すお仕置きは、何の効果もないのです。

そもそも、2歳や3歳の子供にしつけなんて無意味だという事は、子供が大きくなれば分かるはずです。

2歳の子供は自分のことしか分かりません。空気を読めません。前後が分かりません。それが当たり前です。

その状態の子供に対して「こうしろ」「これはやめろ」「こうだからこう」なんて、理解できるはずが無い、理解させようと言う方がおかしいのです。

2歳でもおとなしい子、優しい子、元気な子、賢い子、色々な子供がいます。でもそれは個性。親のしつけの賜物ではありません

子供がベランダに出されていたら通報を

我が子をベランダに出す行為は絶対にしてはいけません。

加えて、近所でベランダに出されている子供を見かけたら、虐待の可能性がありますからすぐに全国共通ダイヤルに通報して下さい。

子供がベランダから転落して命を落とす事が無いように、地域の人が優しく見守ることが大切です。

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