▷【最新】小学生向け通信教育の人気ランキング

中学生のひどい反抗期はいつまで続く?反抗期の原因と特徴、イライラ対処法まとめ

子供が中学生に上がったら、急に大人びたようになりますよね。

「ちょっと前まで小学生だったのに、子供の成長は早いなぁ」と思っているのも束の間。

反抗的に何かと口答えしてくるようになって、「こんなに面倒な子だったかしら?」と親の方が疲れてしまうことも…。

子供の反抗は成長の証だから大目に見た方が良いとは分かっていても、やはり何でも突っかかってくるとイライラしますよね。

中学生はなぜ反抗期になるのか、やたらと反抗してくる子供にどう対処すれば良いのか、まとめてみましたので参考にしてくださいね。

子供の反抗期は中学生でピークを迎える

小学校高学年くらいから反抗期が始まり中学生でピークを迎えます。

反抗期の表れ方は子供により違いますが、何かと口答えをしたり、大事な話を無視してきたり、親を軽蔑の眼差しで見るようになることが多いです。

ひどいケースだと親とつかみ合いのケンカをするほど険悪になって警察沙汰になってしまう場合も。

小さな頃はお父さんお母さんが大好きで、自分から寄ってきてはじゃれついていた子供が、いつしか家族より友達を選ぶようになり、話しかけても冷たい態度を取るようになる。

親としては寂しくてつらい瞬間ですが、これもまた子供の成長には必要なことですから、過剰に反応せず静かに見守ることが大切です。

そのためにも、まずは中学生が反抗期になる理由を知っておいてください。

中学生が反抗期になる理由

子供が反抗期になる理由、それは自我の成長です。

心と体が成長していく事で自分自身や周りの人への感じ方が変化していき、「自分はどんな人間なのか」「この人は自分にとってどういう存在なのか」などと客観的な視点で考えるようになります。

そうすると、親や周囲の大人の存在が疎ましく感じたり、時には「この人のせいで思ったように行動出来ない、やりたいことがやれない」などと、一方的に恨んだり憎んだりすることもあります。

親や家族を恨んだり憎んだりするのはとんでもないこと。と思いがちですが、全く問題ありません。

そうした心の揺れは思春期特有のもので、そこで一時的に親に対してネガティブな気持ちが芽生えても、時間が経つと「人には良い面もあれば悪い面もある」ということに気付き、「お父さんお母さんも自分と同じ人間、完璧な存在ではない」と理解して、しだいに信頼が回復していきます。

親が完璧な存在ではないと認めたことで、「今までは親の言う事をきちんと守ってきたけど、親の言う事が全て正しいわけではない」ということに気付きます。

この過程はとても大切で、「何事も親任せでいれば大丈夫なんだ」と思い込んだまま大人になると些細なことでつまづいてしまいますが、「親であっても間違ったり失敗するんだ」と知ることで、自分自身を強化しようという意識が芽生えて自立に繋がるのです。

親や先生に『自分』を認めて欲しい

親や先生は自分と変わらない存在だと感じる一方で、時には「自分よりも劣る存在なのではないか」という気持ちになることもあります。

そんな中で、自分のことを「自立した人間」だと周りに思わせたくなり、強い言葉や態度で親や先生に接することが増えていきます。

自分は一人前の人間なのだ。放っておいてもしっかりやれるんだ。

そんな心の叫びが、反抗期の中学生の言動にはあらわれています。

友達がいると強気な態度になる

特に友達が周りにいる時には、親が近寄ったり声をかけるのを嫌がるようになります。

それは、友達に対して「自立していると思われたい」「甘えていると思われたくない」という強がりからくる態度です。

拒絶されるのは親にとってショックだったり寂しくなりますが、成長の中で必要不可欠なものだと理解してあげましょう。

大人になっても親に依存してベタベタ甘えてくる子供より、自立して生きていける子供の方が社会の中で生きやすいと言えますから、子供のことを思いやるなら、少々の反抗は許してあげるべきかも知れません。

中学生の反抗期がひどい時の対処法

反抗期の子供をあまり押さえ込むと、あとあとまで恨みをつのらせたり、親の知らない所で深く傷付いて立ち直れなくなる場合もあります。

手に余るほど強い態度をしてきても、心は壊れやすいガラスのようになっている時期だと理解して、慎重に接することを心掛けて下さい。

ここからは、反抗期で手に負えないと感じる子供への対処法を解説していきます。

1.叱る時は「逃げ場」を必ず準備しておく

思春期に入った子供は、否定されることが嫌いです

今までのように親が言うまま行動するのが嫌で、自分の考えで行動したいと考えるようになってきます。

悪いことをしたり人を傷つけるような物言いには注意をしなくてはいけませんが、あまりに強く押さえつけるような叱り方をしないように気を付けて下さい。

なんにでも口出しせずに、叱る基準をあえて高めに設定しておけば、親も子供もストレスを溜めずに円満な関係が作れます。

父親と母親が両方とも叱り役だと、子供は逃げ場がなく、ストレスを溜め込んでしまいます。

両親で怒り役と褒め役の役割分担をして、叱られた子供をフォローすることも忘れずに。

お父さんお母さんから叱られると子供の頭の中はパンクし、さらに反抗心が高まって最悪のケースだと家出や非行に走る事もあります。

反抗期の中学生は、親が思っている以上に心の中が複雑になってきています。叱った分だけ優しくすることが大切です。

叱られて落ち込んだ子供の心が休まるような、逃げ場を作ってあげることを意識してみて下さいね。

2.子供の考え方や行動を否定しない

子供に話しかける時には、否定から入らないようにします。

親は自分が思っていることと違う事を子供がしたら、全てを口うるさく注意したくなりますよね。

例えば服装やテレビ、音楽の趣味などで、「この服はかっこ悪いよ」「そんなテレビ見るのをやめて他のテレビ見たら?」「もっと他にいい歌あるから他のを聴けば?」など。

大人でも子供でも、自分が好きなものを否定されるとイヤな気分になるものです。

子供が良いと思って築きあげている価値観を、親に頭ごなしに否定されたり、恥をかかされた時、胸の奥でかなり反抗的な気持ちが強くなってきます。

子供は親に干渉されたくないのです。その気持ちをしっかり理解してあげないと、親子の信頼関係が壊れて、後々まで尾を引くような事態にもなりかねません。

3.子供に干渉しない

反抗期の子供のことはなるべく干渉せず、気になって「アレはどういうこと?」と聞きたくなってもグッと我慢しましょう。

危険なことや他人に迷惑がかかるようなことをしていないなら、子供を信じて静かに見守ります。

ただ、あまりにも放任主義にしていると子供が万が一問題を起こしていた場合に把握できませんし、子供自身に「自分は親に興味を持たれていない」と感じさせるのもよくありませんので、あくまでも「静かに見守っている、口出しはしないけど見ているよ」という態度は示すようにしてください。

折に触れて「何かあった時はいつでも相談しなさい、私達はあなたの味方だよ」という言葉をかけてあげると子供も安心出来ます。

反抗期でも愛情はしっかりと伝える

反抗期の子供とその親が険悪になるのは普通にあることです。

これまで一生懸命育ててきた子供が、感謝するどころか自分に罵声を浴びせてきたら、腹が立つし悲しいです。

ですから、この時期の子供と無理に関わらず、先ほども書いたように距離を取って見守るのが一番良いでしょう。

ただ、お互いに何も干渉しなくなると子供に親の愛情が伝わりにくくなり、余計に反抗心が強くなることもあります。

下記のようなことを心掛けて、反抗期の子供に愛情を伝えてみて下さい。

  • どんなに忙しくても子供のお弁当は必ず作る
  • リビングや寝室に子供の写真をさりげなく飾って「あなたを大切に思っているよ」と伝わるようにする
  • 誕生日やクリスマスなどは子供の好きなご飯を作って、欲しいものを買ってあげて特別な日にする
  • ついてこないとは分かっていても、家族で出掛ける時は必ず声をかける

こうしたことを心掛けていれば、「反抗していても親は自分のことを気にかけてくれているんだ」と伝わります。

実は、反抗期の子供は内心は「親に嫌われないか、見捨てられないか」と不安になっているものなのです。

親がいつでも静かに見守ってあげていれば、その時の安心感は将来きっと役に立つでしょう。

反抗期は永遠に続くわけでは無く、高校生くらいから徐々におさまっていくものです。

この時期に親が大きな心で受け止めていて上げれば、大人になってからも「親は自分を大切に育ててくれた」という気持ちが持続して自己肯定感が身に付いた社会人になれるのです。

中学生の反抗期はいつか終わるもの

反抗期の子供との接し方は難しいですが、大事な成長段階なので、長いで温かく見守るようにしましょう。

必要以上に干渉されるのをとても嫌がるので、親は口出しする事を抑えましょう。

反抗期の間はしんどいことも多いですが、なるべく深く考えず、台風のようにいつかおさまるんだと信じて乗り切って下さいね。

子供が悩んでいる時に親がするべき7つのこと|負荷を軽くする、共感する、一緒に悩む