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保育園にクレームを入れる方法|言い方に気を付けてトラブルを回避する

保育園の教室

保育園の教室

保育園に子供を通わせていると、自分の子を担当してくれている保育士の言動に戸惑ったり、「この保育園、ちょっと合わないかも」と感じる時もありますよね。

私が子供の頃に通っていた保育園でも、子供ながらに「この先生怖いし、嫌い…」といった感情を持っていた事、今でも覚えています。

今は親になって子供を預ける立場になりましたが、保護者目線で見ても、例えば「こういう保育の仕方ってどうなの?」とか、「この保育園のここは良くないんじゃないか?」などと感じて不愉快になることも当然あるのです。

保育園は大切な我が子を預ける場所だけに、やっぱり心から信頼出来る先生でないと、働いている時間でも不安が押し寄せてくるものです。

あまりに不安なことが続くと、「気は進まないけれど保育園にクレームを入れておいた方が良いのかも…」と悩んでしまいますよね。

ただ、保育園にクレームを入れる時には、慎重にしないとトラブルになったり、お互いに嫌な気持ちを引き摺ることにもなりかねません。

保護者として、園へのクレームをどう伝えれば良いのか。

こちらの記事では、トラブルにならないための保育園へのクレームの入れ方をまとめてみました。

少しのことなら目をつむる

我が子を大事に思うあまり、細かなことでも親は気になりますし、何かにつけて園に文句を言いたくなる時もあるかも知れません。

でも、保育園は自分の子だけではなく色々な子が利用しているので、ちょっとしたトラブルや怪我もつきものです。

保育士の先生がすごく怖かったり、実際にきつく叱っていることもあるかも知れません。

また、園への送迎の時に保育士さんの態度が悪かったり、親へのタメ口などが気になることもありますよね。

そういうことがあると保護者は「どうなの?」と思いますが、それでも、一つ一つを気に病んで心配していたらキリがありません。

それくらいのレベルの話になると、保育園にクレームを言っても対応しきれないこともあるのです。

ですから、不本意ではありながらも、目をつむれることには目をつむっておいた方が良い場合もたくさんあります。

一旦冷静に「クレームを入れるべきか」考えてみる

普段の送り迎えや行事で保育士と接する時は穏便に対応しておいて、何かあった時には毅然とした態度でクレームを入れましょう。

注意点は、クレームを入れる時に「こういうのはどうなんですか?」「どうしてくれるんですか?」など、問い詰めるように聞くと保育園側も頑になってしまいますから、できるだけ冷静に感情的にならないことが大切です。

また、クレームを入れる前に「これは本当にクレームを入れるべき事柄か?」というのは、自分自身で確認しておいたが良いです。

保護者からのクレームでは保育園側も対応に苦慮することが多くあります。内容によっては1日の業務に支障をきたすかもしれないので、「それでも分かってもらわないといけない」と感じることに絞ってクレームを入れるようにしましょう。

友達同士の喧嘩や、小さな怪我などは保育園ならどこでもあることですから、連絡帳に少しメモしておくくらいで済ませた方が良い場合がほとんどです。

ただ、あまりにケガが続いたり、ケンカの延長で大きなケガをしたりさせられたりしている時は、状況確認のためにも保育園に連絡を入れることは当然です。

クレームではなく「相談」という言葉を使う

最初から「クレームがあります」と言って保育園に出向く親御さんは少ないと思いますが、それでもクレームをいれるつもりで保育士と向き合うと気持ちもこわばってしまいますから、「気になることがあるから相談してみよう」という感じでリラックスして話し合いに臨むことがおすすめです。

「いつもお世話になっています。実は先生へお話ししたい事がありまして…」と切り出してみて、先生がその事をどう捉えているのかを知るために、心を開いて話してみてください。

もし自分と同じようなクレームが他の保護者からも聞こえているのであれば、それも合わせて「皆さんも感じているようなのですが…」と、自分だけが思っているわけでは無いということは言うようにしましょう。

「私以外にも他の保護者からもそう言ったお話が聞こえてきて、とても気になっています」など、悩んでいるという態度でまずは連絡帳に書いたり、園に出向いた際もお話しすると聞き入れて貰いやすいです。

攻撃的な言い方にならないように注意する

親として、子供の保育園生活にとって心配な事があると分かると、ついつい感情的になってしまうのも仕方ありません。

とはいえ、保育士の先生のやり方を一方的に攻めたり攻撃的な態度をしてしまうと、まとまる話もまとまらなくなります。

先生も人間ですから、間違いや失敗もありますし、担当する園児の全てを把握できないところも出てきます。

我が子や同じ園の保護者から聞いた話だけを鵜呑みにして、事実を確認せずに攻め立ててしまうと、園に問題が無いと判明した時にクレーマーとして見られてしまいます。

まずは事実を確認することを優先して、何か問題があったとしても改善できる事柄なら、「こういう風にして欲しい」「こうしてくれたら安心出来る」という具体的な要望を出しながら話し合いを進めてみて下さい。

保育園の運営方針そのものに文句を言ったり、保育士の人格を否定するような言い方は絶対にしないようにして下さい。

問題が大きい時には自治体の窓口に相談する

保育園に大きな問題がある時には、地域の自治体に相談することも可能です。

保育園によっては問題があるのに誠実に対応せず、保護者の気持ちとは裏腹に園長や保育士があっけらかんとした対応をして、改善が見られない場合もあります。

大抵の保育園は保護者からクレームが入ればきちんと会議を開いて対応を協議するものですが、園によっては親の意見をあまり重要と捉えずに流されてしまう可能性もあるのです。

2017年に起こった兵庫県姫路市の保育園の問題では、園児への給食にスプーン一杯ほどの量しか与えていなかったり、食べ残しの給食を冷凍保存して1カ月後に与えるなど、保護者にとってショッキングな運営をしていました。

当時、複数の保護者が園から帰った子供がお腹をペコペコに空かせていたり、増えるべき体重が減っていくことを心配していましたが、結局は別の問題(園児の定員超過)が発覚するまで自治体からの指導は入らず、改善はされませんでした。

本当に問題のある保育園というのは不正をうまくごまかしますし、いくら保護者が抗議をしてものらりくらりとかわして終わってしまいます。

保護者としては証拠がないかぎりは強く言えない部分も大きいですから、クレームを入れて保育園と対立するよりは自治体の窓口に相談してみた方が良いかも知れません。

保育園へのクレームは慎重に

ほとんどの保育園は園児を大切にしてくれますし、できるだけトラブルが無いように、神経を尖らせて保育をしてくれています。

でも、中には不誠実な園や、態度のおかしい保育士さんがいることも事実。

我が子の保育園で看過出来ないような問題がある時には、まずは相談という形で現状を把握して、保育園にこうしてほしいとお願いを入れる。

それでも改善されなかったり、子供の健康や安全に不安が生じるようなことがあるなら、保育園にクレームをいれずに自治体に相談をして、他の保護者とも連携しながら解決していくようにしましょう。

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